後藤 めぐみ

カヌースクールグラビティの創業者で代表。「カヤックを趣味にしよう」をテーマに、カヤックが生活の一部となるような講習やイベントを開催しています。
自分自身、趣味なのか仕事なのか、自分でもあいまいなかんじで、日々、働いて(遊んで?)います。

略歴
1966年1月生まれ。山梨県生まれ。
1986年文具メーカー㈱トンボ鉛筆に入社。企画部デザイン部門でグラフィックデザインを担当。1988年『色辞典』を企画デザイン。1986年リバーカヤックをはじめて体験し、1990年に本格的にはまる。1995年退社。当時黎明期だったフリースタイルカヤック競技にも参戦。アメリカ・オコイ川ワールドカップ出場、1994年ドイツ・アウグスブルク人工コースで開催されたプレワールドカップ女子7位。お手伝いしていた長瀞のカヌースクールから独立し、1997年4月東京多摩川上流御岳にてカヌースクールグラビティを創業。

グラビティを立ち上げた想い

グラビティを立ち上げたときに、自分がなんとかしたいと思ったのは、ふたつ。
リバーカヤックのハードルを下げることと、家でもなく職場でもない「場づくり」です。

リバーカヤックのハードルを下げる

リバーカヤックは、やりたいと思ってもなかなか始めるまでにはハードルの高い遊びです。
危険そうに見えたり(実際、危険なことも多々あります)、ボートなどの道具も大きくて運搬や保管が大変です。

わたしが初心者だったころは、漕ぎたくても一緒に川へ出る人が見つからなくて漕げなかったり、レベルが高いひとと一緒に行って大変な目にあったり、ボートの運搬をお願いしなくてはならなかったりと、ままならないことが多かったです。
熱意と若さでなんとかなりましたが、もっともっとたくさんの人にリバーカヤックを楽しんでもらうには、思いついたときにふらっと行ける交通手段と、道具の準備などの心配がない手軽さがほしかったです。

多摩川上流の御岳渓谷は、都心からアクセスがよく、電車でも行けます。
そしてここは声を大にして言いたいのですが、上流部はとんでもなく水がきれい。
東京都青梅市にベースをおいて、多摩川上流の御岳渓谷と、下流の川崎市稲田堤(現在はやっていません)の2ヶ所で、カヌースクールグラビティを始めました。

段階別のクラス分け

知識や技術を高めることで、安全にいろんなフィールドへ出られるようになります。
どなたでも、自分のペースで楽しめるようにしたかったです。
技術によって楽しいフィールドが違うため、下手だと怖い、上達したらしたなりに難しいところへ挑戦したくなります。
そこで経験や技術に応じて参加できるように、段階別にクラス設定をしました。

当初は4クラスでしたが、現在は7段階に分かれています。(→クラス一覧
クラス分けをさらに細かくすることで、参加者の満足度を上げることができました。
また、自分のレベルがわかるので、ステップアップする楽しみもあるようです。

川の近くでボートを保管。いつでも使える艇庫

漕ぐ仲間を探しやすかったり、道具の調達や保管がしやすいように、艇庫会員のサービスを作りました。
東京近県に住んでいると、車を持っていない、ボートの保管場所がないなどの理由で、自分の道具を持ちづらかったです。
ボートと道具のお預かりサービスのほかに、更衣室の利用やゴールからの回送もできるので、車のない方でも好きなときに漕げる環境になりました。

家でも職場でもない「場」

リバーカヤックにはまったのは

  • いろんなひとと仲よくなれる
  • 太刀打ちできない川の圧倒的なパワーを感じられる
  • パドリングだけに集中する時間を持てる

からでした。

社会人になってから利害関係のない新しい知り合いを作るのは難しいです。
会社と家の往復だと、なかなか新しい出会いもありません。
リバーカヤックは危険を伴う場合もあるので、水に浮かんでいるものが互いにサポートしあう必要があります。
ひっくり返ったら、助けたり助けてもらったりするカヤックは、年齢も職業も関係なく仲よくなれるハブにもなります。
事情があってカヤックをやめてしまっても、そのときに出会った関係が長く続いている方も多いです。

川下りは、うまくいかないことも含め、チャレンジするのが楽しいです。
失敗することから学ぶことは多いのですが、大人になってからは失敗する機会って、そうそうありません。
瀬で転んだり、流れでひっくり返ったり、うまく渡れたり。
できそうでできない悔しさ。
できなかったことが段々とできるようになっていく達成感。
自分×カヤック×流れ、の3つが作用し合うカヤックだからこそのおもしろさがあります。

静かな水の上に浮かぶのも、空っぽになれる時間になります。
反対に、瀬を下ったり、波の高い流れを横切ったり。
腕力ではかなわない自然のチカラを再確認できるのも、カヤックのいいところです。

グラビティを通じて実現したいこと

カヤックをきっかけにして、川や、川を作っている森林など、もっと広い範囲の自然に対する畏怖や意識を、たくさんのひとに知ってもらいたいです。

 

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多摩川川下り事業者組合会長。

趣味は、カヤックと林業と読書。

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